管理者として嬉しいのは新人職員が独り立ちしたときですね。入職した職員が無事独り立ちして業務に入れるようになったとき、努力したご本人にも、育ててくれた職員にも感謝の気持ちでいっぱいです。

ある利用者様からお手紙を頂いたことがあります。初めてご家族を施設に入れ、息子さんが毎日施設に面会に来られました。親御さんがどうなっているか心配で、来ずにはいられなかったのだと思います。その後、コロナウイルスへの対応で面会ができなくなってからも、日々差し入れを持って来られていました。
最期にお看取りになった後、息子さんからホームに感謝のお手紙が届きました。
皆でお手紙を読ませていただいて、それが皆のやりがいに繋がっていると感じます。そして、職員一人ひとりが、こんな思いを体現できるスタッフになってくれたこと、そんな施設を作ってくれたことを、管理者として嬉しく思っています。　

メディケアホーム元町中央は、開設時に新しい仲間が集まって作り上げた施設です。皆それぞれ、どこかで勤めていて、物足りなさや想いの違いがあり、どこかを辞めて立上げに加わってくれた仲間です。もし前職で、やりがいや生きがいを感じていたなら辞めなかったはずです。
だから、この施設を作るときに皆で約束したことがあります。朝起きて仕事に行くのがつらいなと思うような施設にはしたくない。明日も行きたいと思う職場にしたいねと、メンバーと話し合いました。
家具もまだ入っていない開設準備の時に、新築の施設で、みんなで車座になって話し合ったことを覚えています。その時、みんなで決めた言葉。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。これを開設からずっと、そして新しい職員さんが入ったときも、伝え続けています。それがこの元町中央の原点ですし、集まってくれた仲間への約束です。

健康会は、法人として研修体系がしっかりとしていることが強みだと思います。
通年で全体研修があります。感染防止、看取り、虐待防止、など。参加した職員がそれを伝達し、参加できなかった方は録画を見ることもできます。また、２，３年続けていると、毎年必修の研修があるため、忘れた頃に大事なことを繰り返し、新たな知識も積み重ねながら学べます。全施設が共通して受講しているため、結果としてサービスの質や基礎が共通で底上げされていて、異動があっても業務としての標準化ができている。

介護は誰でもできる仕事ではないですが、誰もが必要とするのが介護の仕事だと思います。
この世界に飛び込むきっかけは人それぞれだと思いますが、私も介護の仕事から多くを学びました。
この仕事の魅力は、人との関わりから学ぶことが多いことです。そして、それを支えるため、初任者研修や実務者研修、介護福祉士取得などの仕組みもあり、未経験の方も私たちがしっかりとサポートできるのが健康会だと思います。
人を思いやる気持ちや、誰かのために役に立つ仕事をしたいと願う方、ぜひお待ちしています。